皆さんの子供のころの、そして今の「夢」は何でしょうか?
その昔、「いつでも夢を」という歌が流行しましたが、私も同感で、
幾つになっても自分の夢を追いかけている姿は、傍から見ていても感動を覚えます。
プロスキーヤーの三浦雄一郎さんは、70歳と言う高齢でエベレスト登頂に成功しました。
勿論、普段から体を鍛えていなければできることではありませんが、
それ以上に「エベレストを征服したい」という「夢」とそのための「目標」を持ち続けていたからこそ、
なしえた快挙だと思います。その時の三浦さんのコメントがある雑誌に載っていました。
そのまま引用させて頂きます。
「トレーニングを積み、体力が戻るにつれ、目標を持つことでこんなに人生が変わるものなのか、
と僕自身が驚きました。要するに、“もう年だから”と諦めてしまうと、それが自己暗示になり、
本当にだめになる。還暦を過ぎた人だって、少年に戻ったつもりで何かに挑戦すればいい。
ただし、先を急がず、そのプロセスを楽しむくらいの気持ちでね。
僕ができたのだから、皆さんも大丈夫!」
私は、「夢」とは「将来、こうありたいと思う願望」であり、
「目標」は、その「夢を実現化するための具体的、数値的なGoal」だと思います。
従って、自分に関係する色々なことに対して、常日頃から「自分のやりたいこと・あるべき姿」を
追いかけていることが必要になってくるでしょう。
「あるべき姿」、それはある意味では理想の姿であり、「夢」の一つかもしれませんが、
「実現するためには様々な困難が予想されるけれども、
決して不可能ではない到達目標」と言い換えても良いと思います。
今、私達が行っている日常業務の一つ一つが「あるべき姿」にかなり近い状態にある、
と言いきれる人が何人いるでしょうか?「あるべき姿」を考えるには、
良い意味で「自分が楽できる」状態をイメージしてみることだと思います。
「仕事やトラブルが多すぎて大変だ・・・」とぼやく前に、
「どうやったら楽できるか」最初は「夢」のように漠然と、
そして次第に具体的に考えて行くようにしましょう。
そうする事により、必然的に「具体的な目標」が見えてきて、
「夢」にまた一歩近づく事ができると思います。
ちなみに私の子供のころの「夢」は、山村で貧乏な暮らしをしていたにも拘わらず、
大きくなったら外国で暮らすか沢山の外国の人たちと友達になり、
彼らと一緒に生活や仕事をする事でした。
その意味では、GEやメドトロニックというグローバルな会社に入ったお陰で、
少しはこれに近いことができているのかもしれません。
そして今の「夢」は、南半球のどこかに家を構え、日本が寒い時にはそちらで暮らし、
現地が暑いときは日本で過ごせるような生活を送れたら、と思っています。
単なる「夢物語」に過ぎないかもしれませんし、
そのための「目標」はまだ何も具体化されていませんが…
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